私って変わってる?

ベルのお父さんは発明家です。いろんな工具を使いながら珍しい機械を作っているのですが、失敗して爆発が起こってしまいました。爆発音を聞き、自分の家から煙が上がっているのを見たベルは、慌てて家に駆け付けました。

ドアを開けると、家の中は煙が充満していました。咳き込みながらベルがお父さんを探すと、幸いにも、無事な姿がありました。お父さんは、発明の失敗でかんしゃくを起こしています。

[お父さん]
I’m… I’m about ready to give up on this hunk of junk.

[字幕]
もうやめだ
発明など うんざりだ

[ベル]
You always say that.

[字幕]
パパの口癖ね

hunk of junk =ごみの塊

発明を投げ出そうとしているお父さんを、ベルが優しくなだめています。「世界的な発明家になるわ」とベルにおだてられると、お父さんはすっかり気を良くして、張り切って作業に戻りました。

お父さんの仕事を手伝いながら、ベルは尋ねます。

[ベル]
Papa, do you think I’m odd?

[字幕]
ねえ 私って変わってる?

[お父さん]
My daughter? Odd?
Where would you get an idea like that?

[字幕]
お前が変わってる?
なぜそう思うんだ

[ベル]
I don't know.
It's just that I'm not sure I fit in here.
There's no one I can really talk to.

[字幕]
ここに なじめないし
友達だっていないわ

odd = 変な、普通でない
fit in = なじむ、適応する

ベルは本を抱えて、寂しそうな顔をしました。心から語り合える友人が、ひとりもいないようです。

[お父さん]
What about that Gaston?
He's a handsome fella?

[字幕]
ガストンは?
なかなか男前だ

[ベル]
He's handsome, all right,
and rude and conceited and…
Papa, he's not for me.

[字幕]
でも無作法で うぬぼれ屋よ
タイプじゃないわ

fella=男、奴(fellowと同じ)
conceited=うぬぼれた、思い上がった

自分はちょっと変わってるのではないかと悩み、外の世界に憧れているベル。これからどんなことが起こるのでしょうか?